1F 障害者施設等入院病練

脊髄損傷・神経難病・体位保持困難・排泄障害などの患者様が入院されています。

必要時に医療者カンファレンスを開き、それぞれの問題点の解決に向けて話し合いを行います。

複雑なセルフケアへの支援や意思決定などにも、他職種と協働して取り組んでいます。

患者様が少しでも健やかに気持ちよく過ごせるよう、お一人お一人の気持ちに寄り添うように看護しています。

病棟概要

病床数    9床

区分     一般病棟

入院基本料  障害者施設等入院基本料

看護体制   10:1 (夜勤)看護師2名

入院対象疾患

  • 神経難病疾患        (パーキンソン病・脊髄小脳変性症・筋萎縮性側索硬化症(ALS)・多発性硬化症・パーキンソン病関連疾患 等)
  • 重度の意識障害
  • 筋ジストロフィー
  • 脊髄損傷の重度障害(脳卒中の後遺症及び認知症は除く)
  • 重度の肢体不自由   (脳卒中の後遺症及び認知症は除く)

取り組み

入院生活中の患者様と一緒に、日本の四季の移り変わりを楽しめるよう、

毎回趣向を凝らしたレクリエーションを行っています。

天気のいい日には、呼吸器装着のままでも病棟外へ!

寝たまま安定した座位がとれる「Feezシリーズベッド」でお散歩も可能です。

また、当病棟ではストレッチャー式シャワー入浴装置を採用しており、

呼吸器を装着したままの入浴が可能です。

患者様とご家族が、病気とうまく付き合いながら生活ができるように、

多職種間で連携し支援しています。

2F 回復期リハビリテーション病練

365日、療法士によるリハビリと、看護師や介護士との生活動作の練習を積み重ねています。

それにより患者様自身が、障害の受容と在宅生活・社会生活を思い描くことが出来るような関わりを日々目指しています。

回復期リハビリ病棟ケア10項目

  • 食事は食堂やデイルームに誘導し、経口摂取への取り組みを推進しよう。
  • 洗面は洗面所で朝夕、口腔ケアは毎食後実施しよう。
  • 排泄はトイレに誘導し、おむつは極力使用しないようにしよう。
  • 入浴は週2回以上、必ず浴槽に入れるようにしよう。
  • 日中は普段着で過ごし、更衣は朝夕実施しよう。
  • 二次的合併症を予防し、安全対策を徹底し、可能な限り抑制はやめよう。
  • 他職種と情報の共有化を推進しよう。
  • リハ技術を習得し看護ケアに生かそう。
  • 家族へのケアと介護指導を徹底しよう。
  • 家族計画を頻回に見直し、リハ計画を反映しよう。

浴槽の種類

障害に合わせて適切な浴槽を使うため、肩まで浸かってリラックスできます。

特殊浴
チェアーバス
一般浴

取り組み

患者様と一緒に、ゲーム等のレクリエーションを行います。

覚醒を促したり生活リズムを整えたり、リハビリの合間の息抜きにも役立てています。

また毎日、患者様についてのカンファレンスを行っています。
方向性・問題点・ゴール等を話し合い、早期より介入できるように取り組んでいます。