病院長あいさつ
当法人は2016年4月に、三田市富士が丘へ「さんだリハビリテーション病院」を開設しました。三田市内で唯一の回復期リハビリテーション病棟ということもあり、その責務を果たせるよう取り組むとともに、近隣病院と連携関係を築き、地域の医療体制を更に厚いものにできるよう貢献したいと考えています。
私は、この病院をとても温和で活発な雰囲気の病院にしたいと考えています。患者様が快適に治療やリハビリに専念できるように、そしてご家族様が気持ち良く足を運べるように、働く職員がストレスなく仕事できるように、理想論かもしれませんが、全ての方が笑顔でいられるような雰囲気作りをすることが出来ればと思います。
理 念
1.私たちは、医療および看護・介護を通じて、人を敬い、人の和を大切にし、人のために努力します。
2.私たちは、チーム医療の実践を通じ、安心・安全な医療・看護・介護の提供を行い、地域社会の要請にこたえられるよう努力します。
3.私たちは、医療・看護・介護職としての誇りと高い志を持ち、より良い職場作りを目指します。
沿 革
2016年4月 『さんだリハビリテーション病院』 開院
2017年1月 『訪問リハビリテーション』 開始
2019年8月 『回復期リハビリテーション病棟入院料1』 算定
2020年12月 『体制強化加算1』 取得
2022年7月 『居宅介護支援事業所 いちにのさん』 開設
2023年12月 『訪問看護ステーション いちにのさん』 開設
特 色
当院は、リハビリテーションを専門とする病院です。
広々とした開放的なリハビリセンターでの訓練を中心に、365日リハビリテーションを実施します。
施設基準
1 障害者施設等入院基本料 10対1 (1階病棟 )
2 回復期リハビリテーション病棟入院料1 (2階病棟 )
3 療養環境加算
4 特殊疾患入院施設管理加算
5 診療録管理体制加算3
6 排尿自立支援加算
7 認知症ケア加算3
8 後発医薬品使用体制加算1
9 データ提出加算1・ロ
10 情報通信機器を用いた診療に係る基準
11 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)
12 運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
13 心大血管疾患リハビリテーション料(Ⅰ)
14 呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
15 二次性骨折予防継続管理料2
16 二次性骨折予防継続管理料3
17 入院ベースアップ評価料51
18 外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)
19 CT撮影(16列マルチスライス型の機器 )
20 酸素の購入単価
診療実績
回復期リハビリテーション病棟の治療実績について
令和6年4月~令和6年9月における治療実績は次のとおりです。
< 退棟患者数およびその疾患区分 >
※1 退院および他病棟への転棟数。ただし、上記以外の疾患は除く。
< リハビリテーションの実績指数(FIM得点 ※) >
当院の実績指数 41.16 点 (厚生労働省が定める基準値 40点 以上)
※ FIM(Functional Independence Measure)とは、「機能的自立度評価法」のことであり、評価する項目は、移動、排泄、コミュニケーションなど18項目あり、介助が必要か否か、もし必要であれば、どの程度の援助が必要なのかを各項目1点(全介助)から7点(自立)までの7段階で点数化(最高126点)をして評価します。総得点が高いほど自立に近い状態であり、低いほど多くの介助が必要となります。
回復期リハビリテーション病棟では、この評価を入院時・定期的・退院時に行い、最終的に「評価の差額(退棟時-入院時)を入院した期間等で除したもの」を改善度として表します。
この改善度は「リハビリテーションの実績指数」といい、厚生労働省が指定する基準値(40点)以上でなければならないと定められています。
令和6年10月30日
当院の取り組み
- 大空間のリハビリテーションセンターを備え、多くの療法士が在籍しています。
- 患者様個人に合わせた、リハビリテーションプログラムや退院支援を行っています。
- 退院後も再び住み慣れた地域で、自分らしい生活をお送りいただけるよう支援します。
- 在宅生活を続けながらリハビリテーションを提供できるよう、外来リハビリや訪問リハビリも行います。
ジェネリック医薬品(後発医薬品)の使用促進について
昨今、国の方針としてジェネリック医薬品の使用を推進しています。
そこで現在、厚生労働省を中心として、患者さんが安心してジェネリック医薬品を使用できるように品質の確保や情報提供などの様々な取組みがなされています。
当院においても国の方針を受けて、ジェネリック医薬品の使用の推進に積極的に取り組んでいます。
後発医薬品の採用に当たっては、品質確保・安全性に関する十分な情報提供・安定供給等、当院の定める条件を満たし、有効かつ安全な製品を採用していますが、全国的に感染症の蔓延や医薬品メーカーの不備等により医薬品の供給が不安定な状況です。
このため当院では、患者様に必要な医薬品を確保するため、
●供給困難な医薬品に関する情報収集
●系列病院薬局間の医薬品の融通
●他医療機関との情報共有
などに努めています。
医薬品の供給が不足した場合は、治療計画の見直しや薬剤の変更を行う可能性がありますが、処方内容に変更が生じる場合にはご説明させていただきます。
ジェネリック医薬品への変更について、ご理解とご協力をお願いいたします。
長期収載品にかかる選定療養費のお知らせ
令和6年度の診療報酬改定に基づき、院内処方(入院患者を除く)及び院外処方については、令和6年10月から長期収載品(後発医薬品のある先発医薬品)の処方を希望される場合は、選定療養費として自己負担が発生します。
【対象となる場合】
先発医薬品と後発医薬品の薬価差額の4分の1相当を、選定療養費として、医療保険の患者負担と合わせてお支払いいただきます。
【対象から除外されるケース】
先発医薬品を処方・調剤する医療上の必要があると認められる場合等は、選定療養費の自己負担は発生しません。
後発医薬品は、先発医薬品と有効成分が同じで、同じように使っていただけるお薬です。
この機会に、後発医薬品の積極的な利用をお願いいたします。